村上春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』に登場する音楽をご紹介!

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村上春樹さんの小説にはたくさんの音楽が登場しますよね。今作はいつもより少なめだったかな?と感じましたが、小説のタイトルでもある巡礼の年(フランツ・リスト)をはじめ、印象的な音楽がいくつも登場していましたので、ちょっとご紹介してみようと思います!

ネタバレはしていませんが、登場人物や描写などには触れていますのでご注意ください!

フランツ・リスト『巡礼の年』

フランツ・リスト『巡礼の年』というピアノソロ曲集の中の『ル・マル・デュ・ペイ』(郷愁とかノスタルジアとか訳されることもありますよね)が、作中に何度も何度も登場しています。特に、ピアニストのラザール・ベルマンが演奏するこの曲を主人公が聴く描写が多く登場します。

作品の後半ではピアニストのアルフレッド・ブレンデルが演奏する『巡礼の年』も登場していました。こちらも作中に登場する第2年/イタリアという章の『ペトラルカのソネット 第47番』です。

『巡礼の年』の曲でわりと耳にする機会があるのは『ル・マル・デュ・ペイ』と同じ第1年/スイスという章の『泉のほとりで』とか、第3年の『エステ荘の噴水』あたりかと思います。ものすごくきれいな曲です。

その他、作中に登場した曲など

『巡礼の年』以外に登場した曲名や作曲家名などを、いくつかまとめてみます。

メンデルスゾーンとシューマン

主人公にラザール・ベルマン演奏の『ル・マル・デュ・ペイ』のレコードを聴かせたひとのことを、メンデルスゾーンとシューマンを聴き分けることができるひとであると描写しています。

メンデルスゾーン、有名な曲がたくさんたくさんありますね。結婚式でおなじみの『結婚行進曲』とかとか(たたたたーん♪っていうあれ)。個人的にいちばんすきなのは、これもまた超有名な『春の歌』です。

シューマンに関しては、作中に『トロイメライ』が登場していました。ピアノを習うとこの曲を弾くこと多いですよね!

バリー・マニロウとペットショップ・ボーイズ

『ル・マル・デュ・ペイ』のレコードを、バリー・マニロウとペットショップ・ボーイズのレコードの隣にしまっていました。

バリー・マニロウといえば、これでしょう!

ペットショップ・ボーイズ!ジョジョ3部の鳥さんの元ネタでもありますよね。というか、ペットショップと聞くとそっちを連想するようになってしまいました。

ラウンド・ミッドナイト

ジャズピアニストのセロニアス・モンクが作曲したジャズ。マイケル・デイヴィス率いるクインテットの演奏がとっても有名ですが、作中ではピアノでこの曲を演奏するシーンが登場しています。

アントニオ・カルロス・ジョビン

レクサスのショールームでアントニオ・カルロス・ジョビンの曲が流れている、という描写です。きっとボサノヴァでしょう。とっても有名な2曲をご紹介。

ラスヴェガス万歳!

レクサスのディーラーさんの着メロでした。

プレスリーの曲は、こちらも作中に登場しています。作中では邦題『冷たくしないで』が使われていました。

登場する音楽は他にもあります。ワム!とか、モーツァルトとかとかいっぱい!

音楽元ネタプレイリストをつくると楽しいですよ!

小説やまんがなどに登場する音楽、知っているとよりいっそう楽しむことができると思うのです!知らない曲を見かけたら、なるべく聴いてみるようにしています。

音楽がたくさん登場する作品の元ネタでプレイリストをつくって、お手製サントラみたいにして遊ぶのがすきです。ジョジョ元ネタプレイリストとかもつくってよく聴いています。楽しいですよ!