ScanSnap iX500で自炊!漫画をスキャン!

ScanSnap iX500で漫画(単行本サイズと大判)をスキャンしてみました!サムネイル表示がきれいになるよう、表紙をカラーにしています。
重送(原稿が数枚重なってしまうこと)も初体験。
用意したもの
- ScanSnap iX500
- OLFA ロータリーカッターLL型
- OLFA カッターマット A3サイズ
- ふつうのカッター
- シンワ アル助ゴム付(アルミ製の滑り止めつき定規)
- 手袋
- スキャンする漫画(単行本サイズ・大判サイズ)
設定(漫画の自炊用)
ScanSnap Managerの設定画面を開き、漫画用の設定をします。と言っても、雑誌のスキャンと異なるのはカラー設定のみです。
読み取りモードタブを開き、カラー設定を「グレー」にします。ファイルサイズをより小さくしたい場合は「白黒」でも良いのですが、グレースケールのほうがきれいなのでこちらで。
この設定を保存しておきます。右上の「読み取り設定」から「新しい読み取り設定を作成」を選び、好きな名前をつけます。
漫画を裁断

1.だいすきな漫画『銀の匙』を裁断していきます!

2.まず、表紙カバーを外します。

3.内側の分厚い表紙を外します。手でかんたんに外せます。背表紙は捨ててしまうのでちょっとくらい破れても大丈夫です。

4.中身を6つくらいに裂きました。こちらも手で裂くことができますが、ちょっと力がいります。ですが、力を入れ過ぎるとのりしろ付近が破れてしまいます…。雑誌を裂くのと比べるとかなり疲れます。

5.のりしろから5mmくらいのところに定規をあて、ロータリーカッターで裁断します。切り方は雑誌のときと同じですね。切り口、なかなかきれいにできました。カッターをゆっくり往復させ丁寧に裁断すれば、細かなゴミはそれほど出ません(ごりごりやるとゴミだらけになります)。

6.表紙なども取り込みたい場合はきれいに切っておきます。枚数が少ないので、こちらはふつうのカッターで切りました。
漫画をグレースケールでスキャン
原稿を下向き&裏向きにセットします。50枚程度は置くことができますが、はじめての漫画スキャンなので少なめにしました。
セット完了!青色のボタンをおしてスキャン開始です。
セットした分のスキャンが終わるとウィンドウが表示されます。続きの原稿をセットして「継続読み取り」を選びます。
最後の原稿をセット!
最後なので「読み取り終了」を押します。
できました!ファイル名をつけて保存します。
表紙などをカラーでスキャン
これで終了しても良いのですが、せっかくなので表紙などをカラーで取り込んでみます。
ScanSnap Managerの設定を開き、読み取りモードのカラー設定を「カラー」にします。表紙用の設定も保存しておくと便利です(雑誌のスキャンと全く同じ設定なので、ここでは新たに保存はしていませんが)。
設定を保存しておくと、Dockから表示できるこの簡易画面で設定を選び、すぐにスキャンをはじめられます。べんり!
表紙を下向き&裏向きにセットします。
セットしたら青色のボタンでスキャン開始、ファイルを保存します。同様に裏表紙もスキャンし、別のファイルとして保存します。
表紙と中身のPDFファイルを結合
Macの「プレビュー」アプリを使い、カラーでスキャンした表紙と中身のファイルを結合します。
- まず、中身のファイルを「プレビュー」で開いておきます。
- 左上をクリックし、サムネイルを表示させます。
- カラーで保存した表紙のファイルを、
- 1ページ目のサムネイルの上にドラッグします。
外側の表紙と内側の表紙の2ページ分が挿入されました。
今度は、最後のページのサムネイルの下に、裏表紙のファイルをドラッグします。
裏表紙も2ページ分、ばっちり挿入されました。
表紙・裏表紙のファイルは捨ててしまって大丈夫です。
これでカラー表紙つきのファイルが完成しました!
重送された原稿を処理
スキャンを進めていたら、はじめて重送(原稿が複数枚重なってしまうこと)が起こりました。
スキャナーが原稿の重なりを検出すると、このようなウィンドウが表示されます。見づらい場合は「最後に読み取った原稿」の画像をクリックして拡大させ、どの原稿が重なってしまったかを確認することができます。
表面を拡大表示。
左上の「裏面」をクリックすれば、裏面もこのように拡大表示されます。
最後に排出された原稿を見てみると、たしかに裁断できていない2枚がありました!
この重なっていた2枚をはがし、給紙トレーを空け、残りの原稿の一番下にセットし直します。
セットし直したら、表示されているウィンドウで「残さない」を選び、「継続読み取り」をクリックし、スキャンを続けます。
重なりの検出が誤りだったら(あるいは数ページくらい重なったままでもいいや!ということなら)「残す」を選び、原稿をセットし直さず、そのまま継続すれば良いのです。
完成
そんなこんなで『銀の匙』8巻分のスキャンが完了しました!
こう並べてみるとうれしくなりますね!そして最新9巻を買っていないことに気付きました…。
大判サイズの漫画も自炊!
少しコツがつかめてきた気がするので、大判サイズの漫画もスキャンしてみました。こちらもだいすきなまんが『しろくまカフェ』!
手順はこれまでと全く同じです。
表紙のでこぼこもなんとなくわかるくらいに綺麗です。グリズリーさんすき。
ちょっと面倒ですが、カラーページはいったん別ファイルとして保存し、先ほどと同じように結合させました。
拡大しても綺麗!
並べるとかわいい!うれしい!
さいごに
フルカラーでスキャンできる雑誌と比べると、漫画の自炊はやや手間がかかりますね。本を裂くのに力がいりますし、ちょっと時間がかかってしまいました。これから大量に自炊するなら裁断機を使って少しでも時間短縮したほうがいいのかな?と思ったりもするのですが…。
ただ、スライド式のディスクカッターは仕事で使ったことがあるのですが、ちゃんと力を入れて紙をおさえないとけっこう曲がっちゃったりするんですよね…。不器用だからでしょうか。置き場所も必要ですし、いまのところはロータリーカッターでがんばろうと考えています。
今日までに自炊した冊数
雑誌3冊、漫画13冊で合計16冊!